橋本薬局は相模湖で開局して半世紀以上。
色々な漢方相談をお受けしていますので、是非お気軽にご相談下さい。
漢方相談は相模湖の橋本薬局へ
こんなご相談が多いです
- 女性の悩み:生理不順、生理痛、子宮内膜症、子宮筋腫、更年期の諸症状、不妊症 など
- 男性の悩み:前立腺炎、前立腺肥大症、精力減退、不妊症 など
- 自律神経系:ストレス、倦怠感、不眠症、不安感、うつ症状 など
- アレルギー性:花粉症、アトピー性皮膚炎、じんましん、喘息 など
- 消化器系:胃炎、逆流性食道炎、過敏性腸症候群、便秘、潰瘍性大腸炎 など
- 呼吸器系:咳、息切れ、COPD、気管支拡張症、間質性肺炎 など
- 循環器系:低血圧、高血圧、動悸、除脈、頻脈、不整脈 など
- 泌尿器系:夜間尿、頻尿、排尿困難、膀胱炎、腎不全、腎結石 など
- 肝臓系:脂肪肝、肝炎、肝硬変、胆石 など
- 皮膚系:肌荒れ、にきび、湿疹、尋常性白斑 など
- 代謝異常:メタボ、糖尿病、高脂血症、痛風 など
- 自己免疫疾患:関節リウマチ、甲状腺機能障害、強皮症、紫斑病 など
- こり・痛み:肩こり、腰痛、膝痛、しびれ、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、打撲 など
- その他:風邪をひきやすい、口内炎ができやすい など
お喜びの声
- 不眠と胃腸の不調があり、食事が美味しく感じられませんでした。 舌診の際には、胃が弱っていて内臓に熱がこもっていると指摘されました。 問診してもらい、身体に合わせてお薬を作ってもらいました。 服用を始めてからすぐに胃の調子がよくなってきて、食事が美味しく取れるようになりました。 しばらくして、夜も良く眠れるようになり助かりました。(30代男性)
- 多汗症に悩んでいました。身体に熱がこもりやすい体質で、顔が赤くなりやすく、夏になるといつも辛くなっていました。 漢方薬を服用し始めてからすぐに、身体の熱が抜けた感じがし、顔が赤くなりにくくなりました。 汗の量も少しずつ変わってきているので、これからの経過が楽しみです。 また生活習慣では、暴飲暴食しやすかったので、その辺りを改善するよう言われ、食生活にも気を使うようになりました。(40代男性)
- 微熱とお小水の出が悪い、という症状が続いていました。 膀胱炎かと思い病院にいっても、菌は出ないから原因がわからないと言われていました。 問診や舌診をしてもらい、身体の中に余計な水分と熱が溜まっている状態と指摘されました。 調合してもらった漢方薬を服用し始めてすぐに熱が下がり、しばらくしてお小水の出がよくなりました。 私のような体質の人は、夏に西瓜を食べると良いと、食養生も教えてもらい、実践しています。(50代男性)
- 貧血によるめまい、耳のつまりに悩まされていました。病院で検査しても原因は分からず、おそらくストレスでしょう、と言われていました。 問診や舌診の際に指摘されたのが、胃腸が弱いと言う点でした。 確かに昔から下痢しやすいというのはありましたが、自分ではあまり気にしていませんでした。 胃腸を元気にする漢方薬と血の巡りをよくする漢方薬を調合してもらい、服用を続けています。 少しずつめまいや耳のつまりの頻度が減ってきているように思います。しばらく続けてみたいです。(20代女性)
- 突発的な強いめまいに襲われ、救急で病院にいきました。点滴により強いめまいはおさまりましたが、脳に問題はなく原因がわからないとのこと。 しばらくしても軽いめまいと耳鳴りが治らなかったので、漢方相談しました。 おそらく年末の忙しさによる疲労とストレスが重なったためだろうといわれ、疲労とストレスによい漢方薬を出してもらしました。 飲み始めて1ヶ月くらいしたころに、めまいが軽くなってきたのを実感し、2ヶ月経った頃には耳鳴りも少し小さくなりました。 予算の都合があったので、最初より服用量を減らして、今も続けています。徐々に楽になっているように感じています。(60代男性)
漢方薬の考え方
- 陰陽五行と心身
- 五行説で考えるにあたり、大切なのは「モノサシを持ち替える」ことです。現代と昔では環境も感覚も異なります。
こちらをお読みになるときは是非、昔の人の気持ちになってお読み下さい。
五行説とは、この世界は「木・火・土・金・水」の5つの要素から出来ている、という古代中国の考え方のことです。
ここでは五行説を使って、心身と病気の関係を考えていこうと思います。
この五行(5つの要素)の間には、助ける関係(相生)と抑える関係(相剋)があります。
五行説では、この二つの関係がバランスを取ることで、世界はうまくまわっていると考えます。
そして、世界に存在するものを種類別に、5つの要素のどれかに当てはめていきます。 五行の木のイメージは発散や上昇、成長などです。 これは樹木が天に向かって伸びていく様子や枝が外に向かって広がっていく様子から来ています。 木と関わりが深いのは火と土です。 助ける関係(相生)と抑える関係(相剋)でいうと、木は火の原料となるので助ける関係、 木は土から栄養をもらって成長するので抑える関係、となります。
では、五行を人の体に当てはめていきましょう。 まず、人の臓器は5つの要素のうちのどれに当てはまるのか、それがこちらの五行対応表です。 人の臓器の中で、常に中身があるものを「臓」、中身が空洞状なものを「腑」と呼びます。 木に対応する臓は肝、腑は胆になります。 肝には体の中のエネルギーや血を全身に巡らせる役割があります。 この巡らせる働きが、木が外に広がっていくイメージと重なるため、肝は木に当たるとなりました。 何らかの原因で肝に問題があると、全身の巡りが悪くなり、様々な病気を引き起こします。 肝に悪い影響を与える要因として、ストレス、飲酒、寝不足などがあります。 こうしたことが原因で肝の働きが悪くなると、エネルギーや血の巡りがうまくいかなくなります。 巡りが悪い状態が続くと、様々なところで身体のバランスを崩します。 それが自律神経系で起こると不安、うつなどの精神症状、筋肉で起こると肩こり、足がつるなどの症状として現れます。 また巡りが悪いと、そこに悪いものが溜まり摩擦により火が生まれるという考え方があります。 肝に火が生まれるとイライラしたり怒りっぽくなったり、充血や目の痛みなどが現れます。 木に当たる季節は、芽吹きと樹木の成長のイメージが重なる春です。 同じ木に属するので、春は他の季節より、肝が病みやすい状態にあります。春はストレス等に要注意です!! 五行の火のイメージは熱や光などです。 火が燃えている様子そのものから来ています。 火と関わりが深いのは、土と金です。 五行の助ける関係(相生)と抑える関係(相剋)でいうと、火によって燃やされて出来た灰が土となるため火が土を助ける関係、 金属は火により溶かされるので火は金を抑える関係となります。
次に、火を人の体に当てはめると、火に対応する臓は心(しん)、腑は小腸になります。 心には大きく2つの役割があります。 まず1つは、全身に血を巡らせるためのポンプのような役割で、全身の血液循環のかなめになります。 全身に血が巡ることで身体は温まり機能していくため、古代の人は「心はまるで身体の太陽」のようだと考え、心は火(太陽のように燃えている)としました。 もう1つは、精神をコントロールする役割です。 何かに感動して胸が熱くなることありますよね?現代では精神と言えば脳ですが、古代の人は「心は胸にある」と考えました。 五行の土のイメージは受容・変化・成長などです。 土は雨や雪、落ち葉や動物の死骸など全てを受け入れ、養分に変え、そこから新しい生命を育てる、という自然のサイクルのイメージから来ています。 土と関わりが深いのは、金と水です。 五行の助ける関係(相生)と抑える関係(相剋)でいうと、金は土の中から発見されるので土が金を助ける関係、水は土に吸収されたり、堤防等で流れを塞き止められたりするため土は水を抑える関係となります。 次に土を人の身体に当てはめると、土に対応する臓は脾(ひ)、腑は胃になります。 主な役割は食べ物の消化や吸収です。 食べ物をエネルギーと残りカスに分けます。 「胃は飲食物を受け入れ、脾と胃で食物の形からエネルギーに変え、脾はそのエネルギーを運び、生命は維持される。」 これが土のサイクルと似ているため、脾は土に当たるとなりました。 脾の役割は現代医学でいう膵臓の役割と似ています。 脾胃を弱くしてしまう要因として、過労、少食、甘いものや冷たいものの過食などがあります。 また、飲酒やストレスなどで肝が病むと脾胃を抑える力(相剋)が崩れ、脾胃を弱らせてしまいます(肝脾不和、肝胃不和)。 脾胃が弱ると飲食物の消化が上手くできなくなり、食欲不振、胃痛、もたれ、胸やけ、ゲップ、吐き気、便秘、下痢などの消化器症状が現れます。 また、飲食物からエネルギーを得られず、めまい、冷え、疲れやすいなどの症状も現れやすくなります。 土に当たる季節は土用です。土用とは、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の前の約18日間のことで、いわゆる「季節の変わり目」の期間になります。 立秋前の夏の土用は鰻を食べる丑の日があるので有名ですよね。 季節の変わり目に、風邪を引いたり、体調を崩しやすい方は脾胃が弱っていることが多いです。 季節の変わり目はストレスや食生活に注意が必要です。 五行の金のイメージは変革、清潔、粛降(シュッコウ)などです。 これは金属が熱で形を変えられるもので、精練され不純物が取り除かれ、密度が高く水に沈むところから来ています。 金と関わりが深いのは、水と木です。五行の助ける関係(相生)と抑える関係(相剋)は次のようになります。 湿度の高い所に金属を置いておくと、表面に水滴がつくため金属は水を生むとし、金が水を助ける関係。 金属から出来た斧やのこぎりは、木を切り倒すので、金は木を抑える関係。 次に金を人に当てはめると、対応する臓は肺、腑は大腸になります 肺は五臓の中で唯一、外の空気に直接触れる臓です。 外の空気の冷たさや汚さの影響を受けやすいです。 金属も外の空気に敏感で、すぐに変色したりさびたりします(古代の金属のイメージです)。 こうした共通点から、肺は金に当たるとなりました。また、大腸はその肺と経絡※で繋がるため、同じ金になります。 肺の主な役割は呼吸をすることや外邪※から身体を守ること等です。 何らかの原因で肺が弱ると、主に呼吸器系に問題を生じます。 次回、肺が関わる病気について見ていきましょう。 肺を弱くする要因として、過労、慢性病、外邪※の影響などがあります。また、飲食の不摂生や胃腸虚弱など脾が悪いと、肺を助ける力(相生)が弱くなり、肺を弱らせてしまいます(脾肺気虚)。 肺は「気」のコントロールに関わっています。空気から気を体内に取り込み、汚れた気を体外に排出する(呼吸)こと、また、肌表面を気のバリアー(衛気)で包み、肌の機能(汗腺の調節や潤いの維持)を助け、外邪から身体を守ること(肺主皮毛)等を行なっています。 肺が弱ると、気のコントロールが上手くいかなくなり、 「喘息、咳、声がれ、鼻づまり、嗅覚が鈍る等の呼吸器症状」 「汗がでない、多汗、皮膚の乾燥、かゆみ等の肌の症状」 「悪寒、発熱、頭痛、咽頭痛等外邪による症状」等が現れます。 自然界の気候(風・寒・暑・湿・燥・熱(火)の六気)が邪気となる。 免疫力が低下しているときや気候が激しいとき等に発症する病気の原因になりやすい。 五行の水のイメージは下降・湿潤などです。 これは水が集まり川となって下へ流れていく様子や、雨となって広い範囲に行き届く様子から来ています。 水と関わりが深いのは、木と火です。 五行の助ける関係(相生)と抑える関係(相剋)でいうと、植物が育つには水が必要なので水が木を助ける関係、 火は水をかけられると消えるので水は火を抑える関係となります。 次に水を人に当てはめると、対応する臓は腎、腑は膀胱です。 腎は水分代謝を管理(不要な水分は下に流し膀胱から尿として排泄し、水分が必要な所には届ける働き)しています。 この水分代謝の働きが五行の水と重なるため、腎は水に当たるとなりました。 腎が弱くなる要因として、加齢、過労、性生活の不節制、先天的な不足などがあります。 他の五臓が病むことによる影響もあります(肝腎陰虚、心腎不交、腎不納気など)。 腎に貯蔵されたエネルギー(腎精)は、人が生まれ成長し老いていく過程の中で行なわれる、様々な生命活動に使われています。 特に、体と年齢の関係(子供の成長や大人の老化)や、生殖機能、呼吸などと深く関係しています。 腎が弱っていると、子供の虚弱体質・発達障害・夜尿症、耳鳴り・難聴・白髪・腰痛・足腰の衰え・夜間尿などいわゆる老化現象、 不妊症・卵巣機能低下・勃起不全など生殖機能低下、咳・喘息・深呼吸出来ないなどの呼吸器症状が現れます。 また、腎には水分代謝を管理する役割があります。 腎が弱ると、水分代謝がうまくいかず、膀胱からの尿の排泄に問題が生じます。 むくみ・尿の出が悪い・頻尿・尿漏れなどの症状が現れます。